
町屋「もつ焼き小林」他 ”救世酒”はあの時の小学生の女の子 男は黙ってモツ焼き屋でやろうぜ その2
矢野兵頭の
兵頭さんの名言
今まで食べてきた焼き鳥の串を集めたら
ログハウス出来るぐらい
焼き鳥好きなんですよ
カッコイイ・・・
僕も
それぐらいもつ焼きが好き
もつ焼き酒場が好き
男は黙ってモツ焼き屋でやろうぜ その2
最近行った
味のある4軒のをまとめて
1軒目は
小岩の大竹
前の店舗を移転してから
もう
7年経つんだ
恥ずかしながら
新店舗は初訪問
遅くなりました
縦長の店内には
バランスよく
カウンターとテーブルが並ぶ
奥にあるのは
ちっちゃい小上がりかな
本日のメニューもあるが
もつ焼きいっとかなきゃ
バチが当たる
たんはつ塩
と
ればかしらタレ
そうそう
大竹のカシラは
アブラアブラしてたんだった
天下一品のこってりぐらいの
背徳めしだぜ
氷無しのボールが
キンキンに冷えてやがる
エキスもちゃんと冷やしてるで
正解だろう
ご無沙汰してます
大竹の刺し
やっぱり
タンは外せない
酸っぱいタレにニンニク混ぜて
それを絡めてバクンッ!
ムホーーー!
静かに大人しく
モクモク食べて呑み・・・
ではなく
ガハハと笑えればスタイルが
大竹たる所以
お近くの
木村家もワイワイ酒場
南側の鳥勢の前には
なんてデッカい声で演説する
オッちゃんも出没する
騒ぎたいなら行こうぜ小岩
んっ!
そっか
これも大竹たる所以
昔の大竹の写真が
出てきた
コの字カウンターに
小上がりのテーブル
カシラ刺しの
アブラアブラした背徳感よ
うん
そう
今も昔も
大竹に来ると拝めるんだ
ペコペコパンパンペコリッ!
敬意と感謝の意を表し
おっぱいに
二礼二拍手一礼
2軒目は
本郷三丁目の加賀屋
加賀屋マラソン
スタミナ焼きマラソン
と称して
数々の加賀屋に訪問してきた
各々にそれぞれの個性があるが
本郷店のソレは圧倒的
ぬおっ!
この広い客席はどうだっ!
テーブルとカウンターで
100人ぐらいのキャパはあるぞ
さらに・・・
座敷席も広っ!
コッチも100人は優に
蒲田温泉の宴会場ぐらい
いやそれ以上か
50店舗ぐらいはある
加賀屋チェーン全店舗の中で
間違いなく断トツの集客力だろう
カウンターに掲げれれてる
駅名暖簾も印象的
ほぅ 築地にもあるんだ加賀屋
と 勉強になる
スタミナ焼きの注文は絶対
ハラミがあったので
タレで1本ずつ
噛むほどにニンニクの旨味が
ジュワッと溢れ出すスタミナ焼き
ハラミもコクがあって旨めぇ
牛すじ
の串があるんですか・・・
おほっ!
歯ごたえ強しっ!
好き嫌いが分かれそうだ・・・
僕は
スタミナ焼きぐらいの硬さが
ちょうどいい
3軒目は京急浦賀
その店は
駅から近くない
住宅街を
えっちらおっちら
まぁまぁの上り坂じゃないですか
結構キツいぞ
この坂道
平坦な通りまで来たが
まだたどり着かない
公園と団地を過ぎたところで
やっと見えてきたゾ
出たっ!
ひさごっ!
浦賀の人でも
ほとんど知らない町中華っ!
Googleマップでは
徒歩13分の表示だったが
だいぶ足腰に疲労感
駅からココまでの
僕の体感30分
ふぅ
町中華の佇まいだが
暖簾にはやきとりの文字
いざっ!
おほっ!
コの字っ!
ステンレスのカウンターが
眩しいのなんの
切り盛りなさってるのは
ベテランご夫婦
お前百までわしゃ九十九まで
共に白髪の生えるまで
あっ
女将さんは黒髪だ
壁のメニューは短冊で3列
一番上の列は・・・
もつ焼きがズラリっ!
ジンギスカンもあるのか・・・
お好みを紙に書いて
女将さんへ
女将さんはソレをマスターへ
マスターはソレを持って
僕の所へ来て
口頭で注文を確認
時間の流れがゆっくりだ
ゴリゴリのランチタイムだが
他にお客さんはおらず
静かな店内
マスターは一仕事終えて
僕の前に腰を下ろした
若い頃
銀座や神田なんかで
理容師をされていたマスター
なんやかんや
あれよあれよで
ハサミを串に持ち替えての
今だそうな
マスター・・・
もう一度ハサミを握って頂き
呑める散髪屋
とかいかがでしょうか
最後4軒目は町屋
完全に閉店してしまったと
あきらめておりました
復活なさったのを
最近まで存じ上げませんでした
小林さん
10年前ぐらいに
何度か来店させて頂いて
店内の独特なノスタルジックムードに
魅了されていたんです
それから
会いたくても会えない日々が続き
今日は何だが
昔フラれた彼女と
久々に再開する気分です
うわぁ
そうそう
この感じ
何だろうこの
僕の心のやらかいとこを締め付ける
この感じ
潜在意識で懐かしい
僕が生まれた場所って
病院じゃなくて
ココだったんじゃなかろうか
そうだった
カウンターに
煮込み鍋が
埋め込まれてるんだよな
鍋ガン見席
酒場アリーナ確保っ!
以前は
マスターもいらっしゃったが
今は女将さんお一人で切り盛り
思い出した・・・
ある時は
小学生の女の子が
お手伝いしてたり
カウンターの中でワチャワチャ遊んだり
してたぞ
水色の学校指定ジャージみたいのを
着てたっけな
煮込みからいこう
ココの煮込みは
串煮込み
女串煮込み職人
田町の
を思い出す
フワ ヒモ
ハチノス ガツ オビ
の5種類
オビってなんだ?
馬肉のバラの部位ですか
味の懐かしさは
そんなにしないが
上野大統領の味に
似てる気がする
馬つながり
だからかな
もつ焼きも5種類にしよう
タンとハツを塩で・・・
いやココでは
そんなのどっちでもいいか
なんでもかんでも
タレジャブジャブで
おたのもうします
小串なんで
2本3本まとめて
かぶりついちゃえ
レバーとシロが
口ん中で戯れてて楽しい
小林に来たら
これだけでは終われない
煮込みの汁でこさえた
ラーメンかつけ麺
食べなきゃだ
5・6年前か
アンジャッシュの渡部さんが
デートで行きたい穴場のラーメン屋
みたいな企画のテレビで
このつけ麺を紹介していた
随分と攻めてらっしゃった
懐かしい
ズボズボズボボーーー!
残った煮込み
もろとも
ズボズボズボボーーー!
うーん気持ち良し
帰り際女将さんと
少し話せた
「復活ありがとうございます」
「うん 旦那のこととかね」
「はい」
「コロナとかもあったしね」
「はい」
「もう辞めるつもりだったの」
「そうだったんですね」
「でも 娘が言ったの」
「娘さん・・・」
「お母さん お祭りの日にさ」
「・・・」
「1日だけ お店開けてよ」
「・・・」
「高校の友達を連れて来たいんだ」
「・・・」
「ってね」
「その日は 開けたんですか?」
「開けたの そしたらね」
「はい」
「もう一度 頑張ろうかな」
「はい」
「そんな気持ちになったの」
「復活は 娘さんのおかげですね」
「ホントそう」
「因みになんですが・・・」
「何?」
「娘さん・・・」
「何何?」
「小学生ぐらいの頃・・・」
「何何何?」
「水色のジャージ着てませんでした?」
「えっ うーん あっ 着てた着てたっ!」
あはっ
あの子だったんですね
後の救世酒は
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小林(こばやし)
住所: | 東京都荒川区町屋2-8-16 |
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