
立石「宇ち多”」29歳の女の子に宇ち多”でプロポーズしてみた
平日の午後
立石仲見世の通常の風景
宇ち多”の行列
僕らも最後尾へスタンバイ
僕と一緒に連なってるのは
ユナちゃんという女の子
ユナちゃんて誰だ?
サカペディアには
酒場ナビモデルなんてカテゴライズされている
ユナちゃん
その呑みっぷりを
酒場ナビで何度も
記事にさせてもらった
初めて呑んだのは・・・
もう7年前になるのか
22歳のユナちゃんと
今は無き呑んべ横丁の
というコースを呑み歩いた
刺激を求めて彷徨う
ユナちゃん
日本三大ドヤ街
そうなると
あの街
に行くのも自然の流れ
大阪西成で
三角公園呑みからの
ディープなハシゴ酒も決行した
20歳差という
親子ぐらい年の離れた
僕とユナちゃん
これは不自然な流れか
なんやかんやあれやこれやで
世間的に言う
付き合う
関係になっていた
「何回来てもドキドキするね 宇ち多”って・・・」
「ホンマやで・・・」
小声で話す言葉はタメ口
お互い敬語じゃなくなって
5年ぐらい経つか
7年前
ぎこちない話し方をしていたのが
懐かしい
20歳差・・・
僕がカラオケで
H Jungle with tの
僕が
酎ハイをすすり始めた頃
哺乳瓶を吸ってたんだ
僕が
宇ち多”で梅割りをすすり始めた頃
ユナちゃんは
やっと給食の牛乳を
すすり始めたぐらいか
そんな2人が・・・
支障なく付き合えるのか・・・?
これが予想に反して
スムーズだった
五十路を迎えても
高2病をこじらせてる
僕
自分を含め
物事を俯瞰で見れる
ユナちゃん
年の差を感じることなく
付き合えたの嬉しい悲鳴
なんなら
僕のほうが年下じゃないかと
思わされることもしばしば
こんな僕を・・・
お世話になってます
それこそ
酒場ナビ一作目の記事は
というタイトルで
お酒が呑める女の子がいいな
という内容だった
ユナちゃんは呑める娘
うん
伏線改修できてるじゃないか
呑めるだけではなく
呑みに誘った時の
リアクションもいい
で
ジュンがシュウの手紙を破り
からのシュウの
とまではいかないが
まぁまぁ嬉しそうに
「行くっ!」
と言ってくれる
呑みっぷりもいい
生ビール選手権があったら
優勝候補だろう
プハーーッ
を放ちやがるし
手酌を愛し
自ら注ぐ育つグラスを
見つめる表情は
我が子の成長を喜ぶ母のよう
そしてよく食べる
アレもコレも何種類もツマミたい
僕からすれば
頼れる見方
串を7種類1本ずつの
つもりで頼んだら
2本縛りで14本運ばれてきた時でも
と平らげてくれるので
頼もしい
餃子の王将で
小さいジャストサイズを5品頼んだが
なぜか全て単品でテーブルに置かれた時も
と片付けてくれた
ユナちゃんと呑みに行って
酒の呑み残し
ツマミを食べ残したことは
一度もない
酒場ストレスも
上手に鎮めてくれる
僕が
「この煮込み豆腐 中ちょっと冷たいなぁ」
と愚痴ると
「厨房乗り込んで文句言ってくるね」
と 立ち上がり歩き出す
これをやられると
「やめやめやめっ!大問題にすなっ!」
となって
豆腐の冷たさなんて
どうでも良くなる
井森美幸のデビュー当時の
キャッチコピーは
まだ誰のものでもありません
だったっけ?
ユナちゃんにつけるなら・・・
呑み心地のいい女ココに居ます
みたいな感じか
風呂や洗面台の電気を消せない
化粧品や薬の蓋を閉めれない
靴下はベッドに脱ぎっぱなし
年一回
死んだんじゃないかぐらいの
泥酔状態になる
などなど
ケツから手ぇ突っ込んで
奥歯ガタガタいわしたろか
と思うことも多々あるが
総じて快適に暮らせている
毎日笑えてるし
この時間が長く続けばいいな
は
率直な思い
僕たちの将来のことを
ほとんど話さないユナちゃんだが
友達の結婚式や
知り合いにできた子供のことは
楽しそうに話す
その様は・・・
少し羨ましそうでもある
早いモンで
22歳だったユナちゃんは
29歳になっていた
独身女性にとって
29歳なんて節目にて分岐点
僕が導かなければ・・・
誰が導くねん
時は来た
ロケーションは
7年前に初めて呑んだ
宇ち多”にしよう
で・・・
何と言おうか
プロポーズなんて
人生で一度もしたことが無いので
チンプンカンプン
君のタンナマアカイトコに
お酢掛けて食べたい
意味わからへんな・・・
君のシンキを 至急見せてくれないか
スケベなだけか・・・
毎朝 僕のツルを触ってくれ
もう変態やん
うん
もうストレートに言おう
うわっ!
急にめっちゃ緊張してきた
なんとなく
言えば受けてくれると
決めつけていたが
断られるって結果もあるんだよな
少しヒヨって
ハツがドキドキしてきた
カシラが痛くなってきた
テッポウが緩んできた
怖さに立ち向かえ
その勇気をユナちゃんが
待ってくれてると信じて
「ユナちゃん・・・」
「何?」
「おじいちゃん おばあちゃんになっても」
「ん」
「一緒に宇ち多”に来よな」
言ったっ!
言ってやったぞっ!
あとは野となれ山となれ
いやOKしてくれ
ユナちゃんの反応は・・・
うわぁ・・・
この時間
物凄く長く感じる・・・
「その時・・・」
「うん」
「宇ち多”の店舗は・・・」
「うん」
「再開発で・・・・」
「うん?」
「もう仲見世じゃないのかなぁ・・・」
えっ?えっ?えっ?
ピンときてへんやんっ!
五代祐作が
「響子さんの作った味噌汁が飲みたいっ!」
と プロポーズして
と味噌汁を振舞った
音無響子ぐらい
ピンと来てへんやんっ!
ならば・・・
単語を
しっかり言ってみよう
「ユナちゃん・・・」
「何?」
「結婚しよか」
「えっ?」
「うん 結婚」
「・・・」
これで
気持ちは100パーセント
伝わったはず
自信を持て・・・
何年か分の
信頼と実績は間違いなくある
ドックン
ドックン
ドックン
ドックン
「・・・一旦出ようか」
「えっ・・・あっ・・・うん」
えーーーーーっ!
即答OKじゃないのーーーーっ!
29歳の女の子に宇ち多”でプロポーズしてみた
続きます
7年前もどうぞ
↓