土浦「やきとんパンチ」今年バズるツマミはコイツだっ!!!
酒の呑める酒場を求めて、先月慣行した《都内脱出計画〜茨城県水戸市編〜》
2日間の水戸散策を終え、リュックの中は水戸の思い出と土産でいっぱい。
水戸納豆をリュックにオシャレアクセして、途中下車しながらゆっくりと都内へ帰る事にした。
電車に揺られ、スマホで情報をかき集めながら窓の外の景色を見てると
なんとなく〔酒場センサー〕が反応したので、こちらで急遽下車。
「石岡駅」
初めて降りたどころか、あまり名前も聞いた事もない「石岡市」・・・
駅は改装されたばかりの様子でとても綺麗だが、人が全く居ない。
ボクの田舎の地元でももうちょい駅前は人おるけどなぁ〜
ってくらい本当に人が居ない駅前。
人が居ないという事は、当たり前に飲食店は営業していない。
酒場の情報を聞き出そうにも人が居ない・・・
居るのは「タロー」だけ。
とにかく下車したので、街を少し歩く事に・・・
歩いてれば何かと出逢えるだろうと信じて、ひたすら街を歩く。
というのも
綺麗な駅とは違って、少しだけ古い街並みに期待はあったのだ。
ようやく車が走る道にでて、人が居る事に嬉しみを噛みしめてると・・・
道路挟んで「金子酒店」の看板が見えた。
ここに来てまさかの角打ちっ!?
砂漠で水源を見つけたかのごとく、急いでその店へ向かった。
店自体はやってたが、角打ちではなかった。
しかし駅からコンビニもなく、給水ポイントがなかったので
ひとまず一安心し、冷蔵庫からキンキンに冷えた焼酎ハイボールを出しレジへ。
「すみません、これください!」
「はい、どうも〜」
「先輩、この焼酎は・・・?」
テーブルに積まれてる焼酎瓶を指さすと
店主さんは嬉しそうに答えてくれた。
「これは石岡市の焼酎で年に1回販売するんですよ。他の焼酎と違って度数も高く・・・」
「あ、じゃあそれも一緒にください!!」
「ありがとうございます。度数が強いですが、是非ロックで吞んでください。」
このサイズで3300円とな・・・
いつも呑んでるキンミヤ焼酎の軽く7、8倍の値段はするが
初めて来た石岡市の記念に酔い買い物が出来た。
「あとですね、この焼酎は新聞でも紹介されて大変売れ行きがよく・・・」
チャーミングな店主さんが「渡舟」の紹介を丁寧にしてくれる。
家に返って茨城県の事を思い出しながら、この「渡舟」で晩酌する楽しみが出来た。
結局この後、石岡市で昼から呑める酒場に出逢う事は出来ず、次なる街へ目指したのであった。
「土浦市」
次に下車したのは「土浦駅」
2年以上前に一度来た事があって、記事にもした街だ。
以前来た時に気になってた酒場はこの日も営業しておらず・・・
ひらすらピンク街を歩いて、ようやく見つけたのがコチラ!
「やきとんパンチ」
この店に決めた理由を正直に言うと・・・
この時間帯に営業してる酒場がここしか見つからなかったからだ。
だからと言って「消化酒場」にする気は全くなく、いつも通り全力で立ち向かうだけっ!
昼の12時から営業されてて、この時時刻は14時過ぎ・・・
店内カウンター席で一人吞みされてるお客さんも何名かいらっしゃって、居心地はかなり酔い。
そして何気に結構キンミヤ焼酎を推してる感じも
ボク的には嬉しい限りだ。
「キンミヤボトルを10本注文するとキンミヤボトル1本プレゼント」
という素敵なプレゼントキャンペーンがあるようだ。
そう言えば以前伺って、記事にもした埼玉県浦和の「ひとりあじ」では
「キンミヤボトルを50本注文するとキンミヤ一升瓶1本プレゼント」
というサービスがあった。
こちらの店舗は600mlのボトルとは言え、10本注文するとサービスされるみたいなんで
「ひとりあじ」よりは難易度は割りと低いであろう。
・・・
ていうか今思えば、あの酒場には68本ボトルおろしてた先輩おったなぁ・・・
近々またおじさんたちの”熱きキンミヤボトルレース”を見に行こう・・・
ワンオペで回されてるマスターのペースを崩さないように、細心の注意を払って
よきタイミングでキンミヤソーダ割りをコール。
『ワンオペ営業&キンミヤ取り扱い酒場に外れない説』
キンミヤソーダ割りが300円というのがとても嬉しい。
メニューをよく見てみると、串は勿論のこと
サイドの気になる一品料理たちにも目が行ってしまう。
変わったメニュー名にセンスをビンビン感じる酒場がボクは大好きだ。
「ひとりじめ もつ煮込み」
おおぶりのモツと大根中心の野菜たちが濃い味付けで煮込まれている。
その名の通り、ひとりじめしたいもつ煮込み・・・
取り合いにならないように人数分のもつ煮込みを注文する事をオススメします。
ふむふむ
「ピーマンまるごと煮びたし」ねぇ〜・・・
気になるメニューは迷わずいけよっ!!
こちらもその名通り丸ごと煮込まれたピーマン。
幼少時代の天敵はいつの日か好きな食べ物になっていた。
ピーマン嫌いでもこれなら食べれるんちゃうか?知らんけど。
焼きとん屋さんなので焼きとんも頼んだのだが
店頭に書いてあった「熟成にんにくダレ」の答え合わせもしておきたい・・・
ホルモンと特製の熟成にんにくダレがマッチしてて最高に旨い!
塩、タレ以外に
味噌ダレなんかはこれまで何度も食べてきたが、熟成にんにくダレとやらは初体験・・・
店入口のショーケースにて、熟成にんにくダレの成長過程が見れる。
2ヵ月以上も手間をかけて作り上げる熟成にんにくダレ
この努力が素晴らしい味を作り出し、ホルモンを更に進化させるってわけか。
この熟成にんにくダレお持ち帰りしたいな・・・
となるとやはりアルコールは加速するわけで・・・
キンミヤ変わり種の中から
明らかにボクを煽ってるくるヤツがいたので、そいつをチョイス・・・
えっ!?
っていうかキンミヤボトルのおかわり1000円やったんっ!?!?
なんて良心的・・・
「パンチ爆弾」
勿論メニュー名で決めたこちら
赤く染まった如何にも危なさそうなブツ。
こちらの正体は赤ワインとキンミヤのコラボ・・・
これはまさにパンチ力抜群で、爆弾級の酒。
これ呑んで勢いづいたところで
入店当初から群を抜いて、一番気になってたツマミを注文する事にした。
「コマネチ」という強者・・・
注文するとマスターが全力でボクの目の前であの「コマネチ」をモノマネしてくれるのだろうか・・・
「これってなんですか?」
なんて野暮な質問は絶対にしない。
正体不明のメニューは男らしく大声で注文すべし!
これが〔酒場ナビ酒訓〕の掟だ!!!
「コマネチ」
はて
出てきたのはコンビーフにマヨネーズとネギと粉チーズがトッピングされた普通に美味しそうなヤツ・・・
角打ちなんかで出されてもおかしくない、誰にでも作れる簡単なおツマミだ。
これがなぜ「コマネチ」と命名されたのか・・・
食べながら考えてみる。
まだマスターにヒントも貰ってない・・・
ここは〔サカバー〕としてなんとか自力で答えを導きだしたいところだ。
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あっっ!!
コンビーフ
マヨネーズ
ネギ
チーズ
最初の文字を合わせたら「コマネチ」だっ!!!
マスターに答え合わせをしてみると、大正解との事。
自力で答えを導きだせたので
勝利の祝杯にパンチ爆弾をもう一杯。
酔いも回ってご機嫌で
店を昼からワンオペで回されてたマスターと酒場de 2Shot!!!!!
マスター、土浦という街で本格的な酒場を作り上げたアナタは研究熱心で素晴らしいです。
最後にはっきり言わせてください。
今年「コマネチ」というツマミはバズります!!!
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やきとんパンチ(やきとんぱんち)
住所: | 茨城県土浦市大和町7-2 |
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TEL: | 029-846-4637 |
営業時間: | 12:00〜24:00(LO23:00) |
定休日: | 木曜日、第三水曜日 |