小岩「もつ焼き植むら」小岩”植村”vs酒場ナビ”植村”の対決。
小岩はしご酒続編。
行って欲しい酒場企画の『江戸政』→焼き鳥大学の『鳥勢』→もつ焼きの名店『大竹』とはしご酒をして
最後に〆で訪れたのはここ『もつ焼き植むら』であった。
一見普通のもつ焼き屋さんに見えるが、筆者(カリスマジュンヤ)はこの”植むら”の文字に緊張と期待の感情が交錯した。
そう。何を隠そう・・・
本邦初公開の情報なのだが、筆者の本名は「植村」なのだ。
酒場ナビ『サカペディア』の「カリスマジュンヤ」のページにもまだ載ってない情報なので、おそらく近日中に更新されるであろう。
店名は「上村」ではなく「植村」だったので、もしかしたらオーナーさんは遠い親戚なのかもしれないというドキドキ感であった。
はしご酒4軒目でかなりのベロベロ加減ではあったが、これからもしかしたら親族に逢うかもしれないという事で
一度冷静になり、入店した。
「植村さんはどこに居るんだ!?」
そんな興奮した気持ちを抑える為に、まずは各々のお酒を注文して乾杯した。
緊張を酒でごまかすかのように、一気に呑んだ。
そしてイカ氏から教わった「酒場での緊張のほぐし方(手の平に「酒」と3回書いて飲み込む)」を実践し、なんとか落ち着く事が出来たので
店内を見渡し、オーナーさんらしき人を探した。
すると明らかに店主っぽい、威圧感のある男性が厨房に居るのが見えた。
あのすごいTシャツを着てる人が店主の「植村さん」であろうか・・・
Tシャツなら筆者も得意分野である。この日着てたTシャツはブルース・リーだったから申し分ない。
そして恐る恐る厨房へ近づき、話しかけてみた。
「あの〜すみません。店主の植村さんですか?」
「いいえ、私は植村ではありません。」
この方は店主の植村さんではなく、ごく普通の”酒しか信じない人“であった。
続けて”酒しか信じない人“が
「店主はあそこに居る人ですよ!」と言い放ち、植村さんが居る方向を指さした。
その時植村さんと初めて目が合い、思わず筆者はこう叫んだ。
「お兄さんが店主の植村さんですか~!?」
いきなり唐突な問いかけだったのに、植村さんは満面の笑みで
筆者の方に走って向かってきてくれた。
「はじめまして、植村さん!実はボクも植村なんですよ!しかも上村じゃなくて漢字までしっかり同じの正真正銘の植村です。」
こうご挨拶をすると、店主の植村さんは
「よく来てくれましたね。同じ植村として頑張っていきましょう!」と手をさし伸ばしてくれ、しっかり握手してくれた。
そして同じ「植村」という事で、特別に特製ステッカーを頂いた。
話したい事は山々あるが、まずは店主の植村さんから「もつ焼き植むら」のオススメを出してもらう事にした。
まずはもつ煮込み。280円という安さである。
いつも食べる煮込みとは違って、見た目が白濁の出汁であり
見た目同様にあっさりしてて食べやすい感じであった。
これなら女性も年配の方も食べれるであろう。
さすが植村店主、女性に気遣い出来る良い男だ。
4軒目という事で、3人ともはちきれんばかりの胃袋だった為
この小さめの煮込みでチビチビいくので充分だったのだが、せっかくここまでおもてなししてもらえたので
串焼きも頂く事にした。
オススメは勿論、もつ焼き植むら名物の「満満焼」との事だったので、どんなものか分からないままそれを頂く事になった。
全く想像の付かないネーミングである。
どうやら「満満焼」とはニンニク醤油に漬け込んだカシラを焼いたものらしい。
大ぶりで肉自体も美味しかったから、これで1本120円と考えるとお得であろう。
串が美味しかったのもあって・・・
同じ植村として食が細いのはダサいと思われたくなかったので、意地張って、更にオススメの「ネギタン塩」を焼いて頂いた。
ネギタン塩といえば普通焼き肉屋で牛のタン塩にネギをぶっかけて食べるのだが
ここは豚のタンで、しかも串に刺してある状態で上にネギが盛られていた。
ありそうでなかったメニューである。
勿論ネギとタンの相性は豚でも健在で、満腹であったが美味しく頂けた。
美味しい肴があれば、泥酔してても酒は進むのは本当に不思議なものである。
生き返ったかのようにギアが入り、中焼酎を注文したのだが、ここでも植村店主はサービス全開で
ジョッキにこれだけの焼酎を入れて頂けたのだ。
勿論これは筆者が同じ植村という事だけあって、中焼酎の量は特別に”植村盛”との事であった。
植むらジョッキの存在も薄れるくらいのパンチ力なので
間違いなく”殺人ホッピー“に認定させて頂きます。
あまりのおもてなしにより、随分と酔っぱらってしまった筆者は図々しくもダメ元で
「この植むらジョッキって頂けたりしませんか?」とお願いをしたのだが
植村店主は即答で「いいですよ!」と0.5秒で返事してくれたのだ。
なんて羽振りの良い「植村」なんだろうか。
日本中の「植村」を探しても、こんなに羽振りの良い「植村」は居ないのではないかと思った。
同じ植村として、植村店主は見習わなければいけない。
しかしここまで来ると、トップギアに入った酒場ナビの悪ノリ?は止まらない・・・。
イカ氏が筆者の耳元でこう囁いた。
「じゅんちゃん、あのスタッフの店員さんが着とるユニフォーム貰おうや。」
さすがの筆者でもこの囁きは悪魔の囁きにしか聞こえなかった。
せっかくここまで優しくおもてなしてくれた植村店主の機嫌を損ねる事にならないだろうか・・・
しかしここで最後の最後で機嫌を損ね、お客さんに怒るようではせっかく今までサービスしてくれたのが
水の泡になってしまう。
植村店主の対応を見てみたい自分も居た。
ここはサカバーとして、植村として
引くわけには行かないと感じた筆者は大胆にも、バイトの店員さんを呼び出した。
そしてストレート勝負で開口一番に
「そのユニフォームください!」
・・・
とは言えず、「ちょっと記念にそのユニフォーム着て写真とらせてもらえませんか?」とジャブを打ってみる事にした。
さすが「もつ焼き植むら」の店員さんだけあって、何の躊躇もなく
「全然良いですよ!」と答え、すぐにユニフォームを脱いで、筆者に渡してくれた。
さすが植村店主から英才教育を受けてるだけある。
早速ユニフォームに袖を通したのだが、なかなかの似合い具合である。
しかしそんな事よりも筆者のうしろを良く見て頂きたい。
自分の店のスタッフのユニフォームが奪われてるのにも関わらず、植村店主はこの余裕の表情である。
もう迷う事はないと感じた筆者は思い切って植村店主に渾身のストレートパンチを打ち込んだ。
「植村さん!もし良ければこのユニフォームも頂けたりし・・・」
「いいっすよ~~~!!!」
筆者が渾身のストレートパンチを打ち込む前に食い気味で「OK」を頂けたのだ。
完璧なカウンターパンチを喰らってしまった筆者は1発KOでノックダウン。
リングには白タオルならぬ、白ホッピーの空き瓶が投げ込まれた・・・。
今回小岩の”植村”vs酒場ナビの”植村”の対決だったのだが
誰がどう見ても小岩の植村店主の完勝である。
この結果を糧に男磨きに力を入れようと誓った。
植村店主・・・
いや”植村師匠”と名刺交換し、LINEも教えて頂けたので
これからも酒場人として、植村としての生き様を教わりたいと思う。
ちなみに気になってた「実は遠い親戚なのではないか説」なのだが、聞くところによると
生粋の関東生まれ、関東育ちだそうだ。
よって恐らく親戚ではないと考えられる。
『キングオブ植村』の称号を手にする為の酒場修行は今始まったばかり・・・
この記事を見てて、今後小岩の「もつ焼き植むら」を訪れるかもしれない本名「植村」さんは
是非とも植村店主さんに自分が「植村」であるという事をお伝えしてみてください。
もしかしたら、サービスあるかもです。
「もつ焼き植むら」さんから頂いたモノ一覧。
①「もつ焼き植むら」ステッカー。
②「もつ焼き植むら」ジョッキ。
③「もつ焼き植むら」2017年度カレンダー。
④「もつ焼き植むら」植村店主の名刺。
⑤そして「もつ焼き植むら」のスタッフ用ユニフォーム。
どれも大事に使わせて頂きます。
ありがとうございました!!!
もつ焼き 植むら(うえむら)
住所: | 東京都江戸川区南小岩7-25-12 |
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TEL: | 03-5668-9494 |
営業時間: | 16:30~24:00(L.O.23:30) |
定休日: | 不明 |