先日愛知県豊田市で行われた「橋の下世界音楽祭」という奇祭で”フェス呑みしてみた“記事を書いたのだが

次の日も名古屋に滞在してたのでB級スポット巡りを敢行した。

 

 

 

猛烈な二日酔いに鞭を入れて

午前中から愛知の先輩と待ち合わせ。

 

向かった先は「スパゲッティハウス そ～れ」という名古屋名物『あんかけスパゲッティ』発祥の地だ。

 

 

 

 

「ジュンヤ～腹減ってるやろ？」

 

「はい！（全然食欲ない）」

 

「名古屋名物喰うとかなあかんしな。”あんかけスパゲッティ”行こみゃぁ～」

 

「あんかけっ！？！？」

 

「味噌カツも味噌おでんも良いけど、あんかけスパゲッティがでぇ〜らすげーんだてー」

 

 

 

 

「あんかけスパゲッティ」

これ本当に美味しかったけど、”でら”ボリュームがある。

 

 

二日酔いではあったが、あまりの美味しさにさらっと完食。

あんかけスパゲッティに関してはまた後日名古屋を訪れた際に改めてリサーチしたいと思う。

 

 

 

 

その後名古屋のレトロな商店街をブラブラ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは酒場ナビの看板を背負ってる以上

絶対に行かなければならない店名だ。

 

 

ここにはきっと〔酒場の神様〕もきっと常連さんであろう。

 

 

 

商店街をブラブラしてるといきなり先輩が

 

「あ、そういえばおみぁ～〔酒場ナビ〕ってのをやっとるんやろ？良いとこ知ってるし、そこ行こみゃぁ～」

 

「お願いしみゃぁ～～～」

 

 

との事で急遽車に揺られて、名古屋市内から「犬山市」という聞いた事のない町へやってきた。

 

 

 

「ここにどえりゃーレトロな喫茶店があるのよ！」

 

「ひゃっほ～い！レトロ最高～！！！」

 

 

 

１００メートル先からでも分かる明らかに奇抜な外観の店が姿を現した。

 

 

意味深なメッセージが書かれてある外観のこの喫茶店は

「百万ドル」と言うこれまた最高の店名だ。

 

 

 

「こんな店紹介するんが酒場ナビやろ？」

 

 

先輩・・・

分かってらっしゃる。

 

 

 

意気揚々と扉を開けようとすると

店前に居られたマスターが我々に

 

「あ、ごめんね。今日急遽休みにしたの」

 

「・・・・。」

 

 

まぁこんな事はよくある事なんで・・・

マスター、またいつか来ますね。

 

 

 

「ほな、近くに桃太郎神社があるで、そこへ行こう！」

 

「桃太郎神社！？！？」

 

 

先輩の案内で続いて「桃太郎神社」へやって来た。

 

 

「ここは桃太郎誕生の地」

 

と書かれた看板が

先ほどの”百万ドル臨時休業”のショックを吹っ飛ばしてくれるくらいのワクワクだ。

 

 

 

「あれ？桃太郎誕生の地って岡山県ちゃいましたっけ？？」

 

「・・・この町であまりそういう事言ったらあかんがね」

 

「え？？？」

 

「まぁ後で分かるがね」

 

 

 

疑問を残したまま、「桃太郎神社」の中へ入ってみた。

 

 

 

 

 

 

 

 

桃から生まれた桃太郎が可愛い。

 

 

 

 

とにかく可愛い。

 

 

 

 

愛くるしいぜ。

 

 

 

 

 

※ここからかしばらく「桃太郎神社」のB級感丸出しの写真が続きますので

興味のない方はスクロールしてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ツッコミところ満載でB級スポット感全開の「桃太郎神社」にハマってしまい

１時間以上も時間を費やして観光できたので、結果的にかなり満足だった。

 

愛知に来られた際は是非とも行ってみてください。

 

 

 

 

 

そろそろ喉も乾いてきたという事で・・・

「桃太郎神社」内にある「すずや食堂」と言う店が

これまたかなり雰囲気が良かったので、休憩する事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

店内の雰囲気も良く、メニューも豊富で

何をチョイスするか迷う。

 

 

 

店内は空席状態であったが

外のテラスでも呑めるという事で・・・

 

〔外呑み酒場探偵団〕でもあるボクは迷わず先輩を外の席へエスコート。

 

 

 

 

 

 

ドライバーであった先輩には申し訳ないが

早速缶ビールで呑らしてもらう事にした。

 

 

 

外で呑むお酒って何でこんなに美味しいんだろう・・・

 

我慢した甲斐もあって、ビールが身体に染みわたる。

 

 

 

ちなみに酒場ナビでは

「外呑み」の記事が多く、どれも魅力的なので、こちらの記事たちも是非とも参考にしていただきたい。

 

 

 

 

メニューを吟味しながら何にしようか悩んでると・・・

 

「ジュンヤ〜何悩んどるの？ここは木の芽でんがくに決まっとるでしょ」

 

と先輩に注意された。

 

 

 

確かに看板にも大きく書いてあるくらい

この店の看板メニューのようだ。

 

 

 

「木の芽でんがくって何ですのんっ！？」

 

「まぁまぁ〜〜〜お姉さんっ！木の芽でんがく一つくだせゃ～！」

 

 

先輩は店内にいらっしゃるママさんに謎の「木の芽でんがく」を注文した。

 

 

 

 

「木の芽でんがく一つねぇ〜」

 

笑顔がチャーミングすぎるママさんが優しい声で返事してくれた。

 

 

 

「木の芽でんがく」とは一体何なのか？

気になったので、ママさんが焼き台で我々の「木の芽でんがく」を焼いてる光景を視察しに行ってみたが・・・

 

 

“四角い白い物体”に”味噌っぽいモノ”を塗られて全く想像がつかない・・・

 

 

 

しかしそんな不安をかき消すくらいに

外のテラス席は最高に気持ちよかった。

 

これぞ〔天国酒場〕だ。

 

 

 

 

待つ事数分・・・

これまた百点満点の笑顔でママさんが

ボクらのテーブルに、焼きたての「木の芽でんがく」を持ってきてくれた。

 

 

 

 

「木の芽でんがく（５５０円）」

 

 

運ばれてきた瞬間に匂いで分かった。

 

この料理には「山椒」が使われてるっ！！

 

 

一口食べてみると

白い四角い物体というのは”豆腐”で

“山椒の混ざった味噌”を塗られて焼かれた料理である事が分かった。

 

 

 

美味しく「木の芽でんがく」をいただいてると

そこへ再び素敵な笑顔でママさんが来られた。

 

 

「お味はいかがですか？」

 

「最高ですっ！これ山椒入ってません？」

 

「そうなんです〜、木の芽とは”山椒の若芽”の事をいうんです〜」

 

「へぇ〜山椒って美容に良いんっすねぇ〜ママさんめっちゃお綺麗ですやん！」

 

「あら嬉しいわぁ〜」

 

「それにしてもこの店めっちゃ雰囲気良いですねぇ！」

 

「もう長いこと店やっとるでねぇ～。お兄さんたちはどこから来たの？」

 

「ボクは東京から来たんですよ・・・・・」

 

 

 

しっかりと丁寧に〔酒場前戯〕をして、ママさんが心を開いてくれたところで

最初から疑問に思ってた事を聞いてみる事にした。

 

 

 

 

「ところでママさん、桃太郎誕生の地って岡山県が最有力って言われてるじゃないですか〜？実際のところどうなんですかね？？？」

 

 

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「犬山市に決まっとるじゃにゃーーーーっ！！！！」

 

 

 

 

 

（ビクっ！！！）

 

 

さっきまであんなにニコニコしてたママさんが

犯罪者を見るかのような表情で

ボクに強く言葉を発した・・・

 

 

 

 

最初桃太郎神社に着いた時

「桃太郎誕生の地は岡山ではないか？」と質問した時に先輩が言ってた

「この町であまりそういう事言ったらあかんがね」の意味・・・

充分に分かりました。

 

 

 

ママさん、この店で美味しい「木の芽でんらく」をいただいた以上・・・

 

ボクも桃太郎誕生の地は

ここ「犬山市」だと信じる事にしますっ！！！！

 

 

 

 

 

 

日本各地で

今尚、お金儲けをしてる桃太郎って・・・

 

ペテン師やなぁ～～～