築地「多け乃」年下のギャルと築地で呑んでみた。
イカ氏と味論氏の記事ではたまに女性が出てきてる。
思い返せば、筆者(カリスマジュンヤ)だけ、まだ女性と吞んだ記事が一切ない。
これは男としてどうなのか、しかも最年少の筆者が一人吞み、もしくは野郎としか吞んでないのだ。
そんな事を考えながら酒に溺れてしまった筆者は
先日いつもの無記憶テレフォンで電話帳の女の子に片っ端から電話していたのであった・・・
二日酔いの朝、何件かの不在着信とLINEが来ていた。
男性なら誰もが経験済であろう、泥酔した日に人肌が恋しくなって色んな人に連絡しまくってる”あれ”だ。
恐る恐る携帯電話を見てみると、やはり色んな人に電話やLINEを連発してるのだった。
朝から焦りまくりであったが、それ以上にショックだったのが
「今週吞みに行かへん?」のメッセージに誰一人OKを貰えてないのである・・・
「ごめん、電話なんやった?」
「昨日ごめんな、その日予定入ってるの。」
「また酔ってるでしょ?笑」
「誰ですか?」
これが本当に恥ずかしいし、情けないのは男性の方ならわかってくれるだろう。
しかし!
そんな雲行きの怪しい中、一通だけ希望の光がみえるLINEの返事があったのだった。
その返信してくれた人物とは
筆者がまだバンド活動を積極的に活動してた時に、打ち上げで筆者みたいな売れないバンドマンに絡んでくれた数少ない女の子からだった。
「ジュンヤさん、お久しぶりです!ご連絡ありがとうございます!実は私最近東京に引っ越してきまして、まだ友達も居ないし、良かったら東京を案内してくれませんか?」
真面目に呑んでたら、やはり良い事はおきる。
酒場の神様がこんなかわいそうな筆者にご褒美をくれたのに違いない。
ところで「年下の女の子に東京を案内する」というのはどこへ行けば良いのか?
迷いに迷ったが、ここは自分のテリトリーで勝負しよう!という事で「築地市場」を案内する事にした。
ちなみに酒場ナビで以前イカ氏が
築地であえて魚ではなく、肉ばかり食べてた記事があるのでこちらもどうぞ。
築地で待ち合わせし、まずは「波除稲荷神社(なみよけいなりじんじゃ)」で
『今日も一日酔い日になりますように』と築地の神様にお参りをした。
土曜日で時間も少し遅かったのもあって、築地場内の店は全部閉まってた為
築地場外でのお目当の酒場へ向かう事にした。
メイン通りの外れにその酒場はあった。
ネットでの情報もかなりの高評価で、築地場外にこんな雰囲気の良い酒場があるなんて知らなかったので、教えてくれたイカ氏に感謝したい。
まずはお決まりの暖簾引きで店内の様子を伺う事にした。
運良くカウンターに2席空いてたので、カウンター席に案内していただいた。
店内は値段の書いてないメニュー短冊が無数に貼ってあり、どれを頼めばいいのか混乱してしまうほどだった。
多数のメニュー表にあっけに取られてたが、すぐ隣で様子のおかしい方が一名・・・
ね、寝てるっ!!!!
こんな昼過ぎから酔いつぶれてる人が居るんだ・・・
これは凄い酒場に来てしまったようだ・・・
とあっけに取られてたが、よく見るとどうやらこの方、お店の人みたいだ。
勿論市場の人とかではなく、ここ「多け乃」の店員さんである。
狭い店内で休憩室が無い為か、お客さんの隣で豪快に寝るスタイルを我々が入店しても貫き通してくれてるみたいだ。
あ~酒場の神様よ、こんな貴重な瞬間に立ち会わさせて頂きありがとうございます。
注文した瓶ビールには「秋味」と書かれ、すっかり秋真っ盛りだ。
瓶ビールで喉を掃除し、興奮を抑えたところで・・・
遅くなったがここでやっと今回一緒に呑んでくれる事になった年下の女の子を紹介しよう。
何を頼もうか吟味してるこの彼女こそが、筆者より4つ年下の24歳の「かりん」ちゃんだ。
はじめてかりんちゃんと会ったのは5年前で、当時19歳だった彼女は金髪で目立つ存在で
みんなとワイワイ遊んでたのが懐かしい。
今ではすっかり落ち着いてしまって、だいぶ大人っぽくなった彼女に
この時少しだけ緊張してたのはここだけの話だ。
本日のオススメから筆者は「かんぱち刺し」を
かりんちゃんはどうしても食べたいと言う事で大衆酒場王道メニュー「アジフライ」をチョイスした。
当時は19歳だったので、勿論お酒を吞んでなかった彼女だが
5年経つとハイボールにアジフライと来るのだから、人間の成長は面白いし、久しぶりの再会は刺激的だ。
もはや完全におっさん化してるではないか。
「かんぱち刺し」(時価の為値段不明)
脂の乗ったカンパチはあえて薄めに切られ、程よい食感で大変食べやすく
「何でも分厚めに切れば良いってものではない」というのがよく分かる刺身であった。
酒がどんどん進み、トイレに向かったのだが
ここでチラッと見えたキッチン内に、これまた少しだけ様子のおかしい店員さんが居るのに気が付いた。
キッチン内に椅子を持参し、ガッツリまかない飯を食べてらっしゃったのだ・・・
しかもその飯というのが・・・
カップ麺っ!?!?!?
おそらく市場の新鮮な魚を毎日毎日食べ過ぎて、魚に飽きてしまったのであろうか・・・
なんとも羨ましい食生活事情だ。
「アジフライ」(こちらも時価の為値段不明)
今日釣れたばかりのアジをフライにして頂く贅沢・・・
たまんねぇぇえ!!!
ソースをドバッとかけたいところだったが、あえてそのままの味を感じたかったので何もかけずに食べた。
一方かりんちゃんは躊躇なくソースをドバッとかけてたのだが、その慣れ具合がやはり”おっさん“であった。
本当は沢山の種類があったので、もっと色んな料理を頼みたかったのだが
次の店のハシゴ酒を考えると胃がキャパオーバーしそうだったので、客席で新聞を読むお姉さんに会計を促した。
昔ながらのそろばんで計算するスタイルがこれまた良い。
小銭もお客さんの手の届く場所にこの有り様だ。
短冊に値段が書いてなかったので、実は結構な値段するのでは?と思ったが
2人で4000円くらいだったので、築地価格で言うとかなりコスパは良いと言えるであろう。
帰り際、カウンターで寝てた店員さんもようやく目を覚ましてたのだが・・・
何と次は豪快にも柿をかぶりついてらっしゃいました。
は、破天荒すぎるぜっ!!!!
必ずまた来ると誓い「多け乃」をあとにした。
初めて築地市場に来たかりんちゃんの為に、せっかくなので築地場内をブラブラする事に。
もう誰も居なくなった築地場内は、朝方のピーク時とは真逆にとても静かだった。
誰も居なくなった時間帯の築地場内も是非とも足を運んで欲しい。
築地ファン、市場ファンなら誰もが憧れるこの「ターレットトラック」と言う乗り物・・・
築地で働く人のみが乗れる聖なる乗り物だ。
「これ乗りたいなぁ〜」なんて呟いてると暗闇の中から、お兄さんお二人が現れ
「何だよ、兄ちゃん〜乗りたいなら操縦方法教えてやるから乗れよ!」と自ら運転までさせてくれたのである。
その時の貴重な映像がこちらだ!!!!
この日2回目の
「真面目に呑んでたら、良い事あるわぁ~!」を叫び、酒場の神様に感謝した。
この後かりんちゃんを横に乗せ、市場内を華麗にドライビング・・・
どんなアトラクションよりも興奮し、ロマンを感じました。
そんな事よりかりんちゃん、楽しんでくれたかな?
年下の女の子とのハシゴ酒は続く・・・
多け乃(たけの)
住所: | 東京都中央区築地6-21-2 |
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TEL: | 03-3541-8698 |
営業時間: | [月~金] 11:00~21:00 [土] 11:00~20:00 |
定休日: | 日曜日、祝日 |