東新宿「山根商店」元精肉店の奇跡!新宿の酒場オアシスはここだっ!!
7月もすでに中盤に差し掛って、暑い日々が続いています。
仕事終わりに猛烈に焼き鳥でビールをキメたい時ってありますよね。
「でも仕事終わりに新宿近辺でサクッと一人で入れる店って少ないんよな〜」なんてお悩みのサラリーマンの方、もしくは一人呑み女子の皆さんに是非ともこの店を紹介したいです。
この日、筆者(カリスマジュンヤ)は
夕方までに新宿で用事を済ませ、「どっかで一杯引っ掛けるかぁ〜」とウキウキ気分だったのだが・・・
「やきとり吉野はついつい長居してしまいそうだしなぁ〜」
「番番は先週行ったしなぁ〜」
「カミヤは雰囲気最高やけど、今日みたいな日はちょっと暑苦しそうやなぁ〜」
「おおの屋は先日店員さんに連絡先聞いたのに、返事ないからちょっと気まずいなぁ〜」
なんて感じで
新宿近辺で〔酒場迷子〕になってたのである。
暑さで意識が朦朧としだした時に
「新宿やったら、この前イカと行った山根商店があるや〜ん。この時間やったらちょうど空いてるんちゃ〜う?」
と、天から〔酒場の神様〕の声が聞こえたのだ。
きっと意識が朦朧としてる筆者を助けてくれたのであろう
急ぎ足で「山根商店」へ向かった。
歌舞伎町から歩いて5分ほどのところに存在する奇跡の立ち飲み屋である。
かなり以前にイカに教えてもらって
「新宿にもこんな渋い立ち飲み屋あるんやぁ〜」
と当時は感動したものだ。
独特な店内の立ち飲みスペースには
まだオープン直後で日も明るいというのに、すでに先客の皆様もいらっしゃり、相変わらずの繁盛店である。
外呑みスペースもあり
新宿の真ん中で「え〜やろ?オレらこの時間からもう呑んでんねんで?」と
ドヤ顔で汗だくの通行人を眺めれるのも”酔い”感じである。
普通なら涼しい店内で呑むのだが
サカバーな筆者はあえて焼き台と煮込み鍋がピンポイントで見れるカウンターの特等席を選んだ。
ホッピーとオススメの「牛モツ煮込み」を注文して喉を枯らしながら待ってると
あとから来られた複数名のお客さんの為に席を譲り
筆者は一人分だけ空いてる”超特等席”な「焼き台前」で呑む事になったのだ。
女将さんが焼き台でモツ焼きを焼くのを見れる超特等席であるのだが・・・
いかんせん、焼き台が目の前にあるので物凄く”暑い”のである。
「ホッピーセット(410円)」を一気呑みし、渇ききった喉を掃除した。
オススメの「牛モツ煮込み(400円)」
いつも食べる豚モツの煮込みではなく、牛モツなので
脂の旨味が凝縮されてる煮込みで美味しい。
煮込みを食べながら、焼き物をチョイスするのが
モツ焼き屋での”オレ流”の呑み方だ。
左から
レバー、カシラを塩で
つくねをタレで1本ずつ頂いた。
元々精肉店と言う「山根商店」の焼きとん、焼き鳥は全て絶品で
しかも1本110円と言うリーズナブルさであるのが素晴らしい限りだ。
ホッピーのなかを2回おかわりして、ほろ酔いになったところで
サクッと帰るのが「山根商店」での”オレ流”の呑み方であるのだが・・・
この日は違った。
お会計前、バイブするケータイの画面を見ると
ミュージシャン「南 努」の文字が写りこんだ。
この流れは・・・
と思い、メッセージを確認すると
「ジュンヤくん〜今何してます?ご馳走するんで、新宿あたりで呑みません??」
予感的中であった。
そして数十分後には
やはりこうなるのが”オレ流”呑み方である。
次は店内へ移動し
仕切り直しの〔酒ゴング〕を鳴らした。
「ガツ刺し(350円)」
「今日朝から打ち合わせとレコーディングで相当疲れたんで、終わったら絶対呑むぞ〜!って思ってたんですわ!お腹も空いてるんで、このお店の肉全部喰ったりましょ!ハハハ〜〜〜!!」
まだ1杯目だと言うのに
仕事を終えた南さんは上機嫌だ。
ちなみに南さんは
以前三軒茶屋の「焼豚とし」でも登場してる呑み友達である。
「チャーシュー(350円)」
分厚くカットされたチャーシューは
肉自体の旨さは勿論の事、濃いめに味付けされてて
思わず南さんも「これうっっまっ!!!」と吠えるほど、男らしいチャーシューであった。
これご飯が欲しくなるヤツだったので、お持ち帰りシステムもお願いしたいところだ。
せっかくなので
まだオススメ「牛モツ煮込み」を食べてない南さんの為に
もう一度おかわりをした。
さすがオススメ料理だけあって
本日2回目の登場なのに、飽きないヤツである。
美味しいもつ料理により
野郎二人のアルコールはどんどん加速する・・・
「バイスサワー(300円)」
いつ見ても美しいバイスサワーに切りかえた。
バイスサワーと言う飲み物は
料理を引き立てると言うか・・・
料理より目立ってしまう、〔ビジュアル系ドリンク〕である。
焼き鳥、焼きとん各種を追加で注文した。
やはりどの串も全部美味しい・・・
筆者は俄然タレより塩派なのだが
「山根商店」に関してはタレの方が好きなのである。
オーソドックスな甘みのあるタレではなく
醤油が効いてるしょっぱめのタレなので好みなのだ。
普段は塩派の方も
ここではタレにも果敢に攻めて欲しい。
一人だとサクッと呑んで帰れるのだが
やはり誰かと呑んでるとついつい我を忘れて、おかわりをしてしまうのは
全世界の酒呑みの永遠の悩みであろう。
「レモンサワー(300円)」
もう何杯目かも忘れたレモンサワーを呑みながらこんな事を思い出した。
以前「山根商店」で飲んでたら
閉店間際に一人の男性が来て
ドリンクも注文せずに「お新香」だけ頼んで
それだけを数十秒で食べて帰って行ったお客さんを見た事があった。
それほどあの男性を虜にする「お新香」を
このタイミングで頼まないわけにはいかない・・・
「御新香(260円)」
きっと実家で食べてた母の御新香と味がそっくりで
実家が恋しくなったら、ここへ来て御新香を食べて元気を貰ってるのだろう。
・・・
知らんけど。
サラリーマンや一人呑み女子は勿論の事
出勤前のナイトワーカーさんたちも
ここでガソリン注入してからお仕事へ行かれるのもオススメします!!
山根商店(やまねしょうてん)
住所: | 東京都新宿区新宿6-27-11 |
---|---|
TEL: | 03-3202-1395 |
営業時間: | 17:00~20:00 |
定休日: | 日曜・祝日 |