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新小岩「しげきん」~小岩「おやじ」名物おばさんと名物おじさんのハシゴ”店員”酒。

 

ピロンピロン

 

筆者(カリスマジュン)のケータイに1通のメッセージが届いた。

差し出し人は以前読者呑みで第4回目に登場して頂いたKanaさんからであった。

(第4回読者呑みの記事はこちらから)

 

 

内容はこうだ。

「ジュンヤさん、お疲れ様です!新小岩の「しげきん」という立ち飲み屋に行った事はありますか?

そこの店員さんで漫画『工業哀歌バレーボーイズ』の虎子をパンチパーマにしたような店員さんが居るんで是非とも酒場 de 2 Shot!!!を撮ってきてください!相当パンチの効かれた店員さんなんで!!」

 

と言った内容であった。

 

 

新小岩の「しげきん」という立ち飲み屋さんは行った事がなかったし、虎子のパンチパーマバージョンって相当すごいのでは・・・と思い、すぐに新小岩に向かう事にした。

 

ちなみに『工業哀歌バレーボーイズ』の虎子とはこんな感じのキャラだ。

 

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これのパンチパーマバージョンって・・・

 

 

 

 

 

日もまだ明るい時間帯に新小岩駅に着いて、歩いて5分程で「しげきん」へたどり着いた。

 

思ってたよりも綺麗な外観であった。

 

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噂の虎子は居るのか!?

 

いつもとは違った緊張感で店内へ入店した。

 

 

奥にはテーブルと座敷の席があったが、立ち飲みコーナーへ案内された。

 

 

先輩方の皆さん、早い時間から呑まれてて

入店早々、「さすが新小岩だなぁ」と感心した。

 

 

 

 

料理は¥340-均一(一部ハーフ価格あり)で、飲み物は¥240-〜と良心的なせんべろ価格で

更にメニュー数も豊富で嬉しい。

 

ちなみに奥のテーブル席と座敷は席料がかかるみたいだ。

 

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まずは酎ハイ(¥240-)でお決まりの酒ゴングをキメる。

 

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この日は以前記事にした三軒茶屋「焼豚とし」へ一緒に同行して頂いた南 努さんとまた呑む事になったのだ。

 

 

 

「あじ叩き(¥340-)」

 

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アジって刺しでも焼きでもフライでもどれでも臨機応変に対応してくれるし、しかもそれでいて安くて庶民の味方なので、日本で一番愛されてる魚ではないだろうか?

 

 

ちなみに全然どうでも良い話だが、筆者的に一番好きなアジ料理は『アジの南蛮漬け』なのだが

なかなか『アジの南蛮漬け』を出してる酒場は少ない。

 

もっと『アジの南蛮漬け』を酒場で定番化して欲しいものだ。

 

 

 

「砂肝のソース煮(¥340-)」

 

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聞いた事も見た事もないメニューであったが、その名の通り砂肝をウスターソースで煮込まれた珍しい一品であった。

 

「しげきん」は割烹立ち飲み屋さんなので、こういった珍しいメニューも多い。

 

 

割烹の立ち飲み屋と言えば、やはりすぐに思いつくのが、以前イカ氏と訪れた北千住の「徳田和良」である。

あの時の茶番劇は「徳田和良」の歴史に名を刻めたであろう・・・

(徳田和良の記事はこちらから)

 

 

そんな出来事を思い出しながら、続いては・・・

 

「天盛(¥340-)」

 

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キス、エビ、イカの海鮮3種で

丁寧に作られたのだと分かる割烹料理らしい天ぷらの盛り合わせだった。

 

 

 

「馬さし(¥340-)」

 

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南さんのご要望で「馬さし」を頼んだのだが

一口食べた瞬間、「うまっ!!!」と叫んだ南さんであったのだが・・・

 

これは酒場ナビ的に言う酒場事故(馬と”うま”いがダジャレになってややこしいから)なので、皆さまも馬肉料理を食べる時は気をつけて頂きたい。

 

 

 

酎ハイに₊100で梅干しを入れて、更に加速する。

 

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料理も美味しくて、お酒も進み最高のひと時過ごしていたのだが・・・

肝心の虎子さんが居ないではないか・・・。

 

「今日は休みなのかな?」

「また今度出直すか~」

と思いかけたその時!

 

なんとなく覗き込んだ厨房に虎子さんらしき店員さんの方がいらっしゃったのだ。

 

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紛れもなく、あの方がKanaさんから情報を頂いた虎子似の店員さんであった。

 

 

しかしながら、この日虎子さんはホールに出る事はなく

ずっと厨房にいらっしゃったので目的の『酒場 de 2Shot!!!!』は果たせなかった。

 

 

変わりと言ってはなんですが、たまたまこの日ホールにいらっしゃった店員さんもグイグイ絡んで来られる楽しい方だったので

急遽ピンチヒッターで別店員さんと酒場 de 2Shot!!!!

 

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この写真は筆者がセルフィ―スタイルで写真を撮ろうとしたのだが、全く予想も出来ずにマヌケ面になってしまったと、後で教えて頂いた。

 

 

そんな現代のケータイ電話に不慣れな店員さんがオススメの「しおから(¥340-)」。

 

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このイカの塩辛は数量限定で、この日あと1食分だけ残ってたみたいだ。

さすが店員さんオススメだけあって、濃厚な味つけで日本酒をグビっといきたくなる肴であった。

 

 

 

続いてこちらも店員さんオススメの「さわら煮付け(¥340-)」。

 

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普段よく行く酒場ではこのような魚の煮付け的なものを食べる機会は少ないので、ここ「しげきん」で割烹料理を存分に味わえたはずだ。

 

 

虎子さんの宿題を残しつつ、店をあとにし、続いて小岩へ向かう事にした。

 

 

 

 

名物おばさんの次は名物おじさんである。

 

 

絶対にただでは帰らせてくれないだろうなと思わせてくれる小岩の「おやじ」にやってきた。

 

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シンプルな3文字ひらがなの店名であるが、かつてここまで我が”酒場センサー”が警戒態勢をとったのは初めてであった。

 

更に小岩というディープタウン・・・

我々のような若造がイキって呑める街でもない。

 

 

お化け屋敷に入るような気分で、ビニールの暖簾を搔い潜った。

 

 

6,7名ほどしか入れない店内は満席で、店前の路上にはみ出した”特等席“も常連さんらしき先輩方たちで大繁盛であった。

 

運よく心優しい先輩方が

「俺達、もう帰るからここで呑みな!」と席を譲ってくれたのだ。

 

あの場面で席を譲ってくれる先輩方は『酒場ジェントルマン』で、将来自分もあれをやってもらう立場ではなく、やる立場になりたいと毎度思うものだ。

 

 

焼き場の前には「おやじ」の店主であろうおやじさんらしき方が存在感強めでいらっしゃった。

 

 

その雰囲気は誰が何と言おうが、正真正銘の”おやじ“であった。

 

 

 

お酒類は酎ハイ300円~、料理もその日の日替わりメニューが200円~であったりなど

こちらもリーズナブルな価格設定であった。

 

さすが小岩のおやじ、太っ腹である。

 

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チューハイ(¥300-)で仕切り直し。

おやじのチューハイはそこまで濃くない優しいチューハイだった。

 

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恐らく日替わりであろう本日のオススメツマミが大皿で並べてあったのだが

やはり大皿の見栄えというのはインスタ映えする絵面であり、酒場人の心をくすぐるものだ。

 

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その中から選ばれた栄えある「スナップエンドウ(値段不明)」。

 

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スナップエンドウをシンプルに茹でただけのやつなのだが、甘みが強くて美味しい。

おやじらしくない女性ウケの良いツマミだ。

 

 

 

続いて「谷中生姜(値段不明)」。

 

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味噌をつけて生でかぶりつくのだが、癖になる味でやみつきになる一品だ。

 

 

 

さっきまで焼き台の前に座りながら、常連さんと話しこんでた「おやじ」のおやじさん

我々のはしゃぎ具合に気づいたのか、遂に重い腰をあげ動き出した。

 

 

 

やはりこう言った酒場では20代、30代のお客さんはとにかく目立つし、いじられるものである。

しかしこの「おやじ」のおやじさんがなかなかの曲者だとはこの時まだ予想もしてなかった・・・(今から思えば、予想くらい出来たはずだが)

 

 

我々の横に座ってた女性客さんへここぞと言わんばかりにボディタッチを連発する「おやじ」のおやじさん。

 

少しほろ酔いもあってか、よく喋る常連さんに負けぬくらいの暴れっぷりで・・・

もはやこの酒場にストッパーと言う人物は居なくなり、無法地帯と化した瞬間であった。

 

 

 

南さんチョイスで「焼きもち(¥200-」。

 

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焼きもちのイメージは実家でおばあちゃんが正月に作ってくれたイメージしかなく

酒場では初めてみたメニューだった。

 

 

焼きもちを美味しそうに頬張る南さんに

すぐ後ろで立ち飲みしてた先輩方がいきなりこう叫んだ。

 

 

「餅なんて喰ってんじゃねぇ~アホンダラ!!!!」

 

 

何事!?

と振り返ると泥酔状態で何かをぶつぶつ呟いてらっしゃる先輩方が居たのだ。

 

渋い酒場では常に危険と隣り合わせ・・・

しかし我々はこういうのを待っていたのだ。

 

「確実にこの店、記事になる!!」

 

そう思った筆者は果敢にも、先輩方と絡んでみる事にした。

 

「先輩〜アホンダラって!久しぶりにそんな言葉聞きましたわ!初対面の人にアホンダラって言ったらダメですよ!」

 

「うるせぇ〜アホンダラ。お前もっと酒呑め!アホンダラ。」

 

「・・・・」

 

「お〜い!芋水割りおかわり。アホンダラ〜」

 

 

とにかく何か喋るたびに語尾に絶対に「アホンダラ」をつける『アホンダラおじさん』は

ちょくちょく店の雰囲気を壊すので、正直みんなから煙たがられていた・・・。

 

あまりのしつこさに店に居る皆さんで相談した結果・・・

今からこの店で「アホンダラ」と言った回数分だけ100円を募金する“と言うルールが適用されるようになった。

 

店員さんがアホンダラおじさんにそのルールを伝えると

 

「何言ってんだよアホンダラ!そんなもん守れっかよアホンダラ〜〜〜!!!」

 

「はい、200円。」

 

 

居場所を失いたくないアホンダラおじさんは悲しそうな顔をしながら、なけなしの200円を募金したのであった。

 

 

 

しかしそんなアホンダラを連発するアホンダラおじさんの隣に、一人の女性が現れたのだ。

 

この状況に酒場センサーがビンビン反応し、確実にこれから何かが起こる気がしてならなかった。

 

(※画質悪くてすみません)

 

 

アホンダラおじさんは開口一番で女性にこう言い放った。

 

アホンダラ 「おい、アホンダラ!金貸してくれ!」

 

女性 「何言ってんのよ、くにちゃん(アホンダラおじさんの名前)!この前貸したお金返してもらってないよ!」

 

アホンダラ 「アホンダラ!1000円でいいからよ〜。もう金がねぇんだよ・・・アホンダラ・・・」

 

 

店員さん 「はい、募金皿に300円払ってね。」

 

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そう言うアホンダラおじさん(以下くにちゃん)に女性の方は、いつものようにくにちゃんの酒代を出したのであった。

話を聞くと、どうやらくにちゃんとは友達以上恋人未満の関係だとか・・・

 

 

 

そこからはその女性のおかげで大人しく飲み続け、ようやく罰金の100円を恐れたのか、「アホンダラ」発言も無くなってきた。

 

 

 

しかしそんな安心も束の間に・・・

 

「あれ・・・もう1000円無くなっちまったか・・・○○ちゃんもう1000円貸してくれ!」

 

 

そう言うくにちゃんに女性の方は

 

「くにちゃん!いい加減にしなさいっ!!」

 

とご立腹され、くにちゃんの頭をゲンコツし、店を出て行ったのであった・・・

 

 

 

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痛がるくにちゃん・・・

 

そして次の瞬間、今まで我慢してたのが吹っ切れたのか

 

「オオアホンダラーーー!!!!!!」

 

 

店内に響き渡る大声でそう叫び、持ち金の小銭を全部募金皿に投げ込んだのだ。

 

大きな声での「オオアホンダラ!」は100円では済まされないだろなと思い、自分なりの良心の判断で持ち金全部つぎ込んだのであろうか。

 

 

とにかくすっからかんで、何も残らないアホンダラおじさんを

「おやじ」のマスターは優しく包み込んだ。

 

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酒も金も女も全てを失ったアホンダラおじさんは

その数分後店を後にしたのは言うまでもなかった・・・

 

 

 

悲しくてやるせない小岩おやじ物語・・・

 

今宵も「おやじ」では小岩のおやじたちのドラマが生まれてるはずだ。

おやじよ、永遠に・・・

 

 

 

 

 

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おやじ(おやじ)

ジャンル: 立ち飲み、焼き鳥
最寄り駅: JR小岩駅
住所: 東京都江戸川区南小岩8‐11
TEL: 不明
営業時間: 不明
定休日: 不明

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投稿者プロフィール
2016-11-30-11-15-45
【出身地】
京都府福知山市
【オススメの酒場】
たぬきや (稲田堤)
【お気に入りの酒】
焼酎ハイボール
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